中洲川端情報
川端商店街入り口

年間行事

2月 お練り(博多座)
5月 博多どんたく
船乗り込み(博多座)
7月 博多祇園山笠
11月 せいもん払い

 

博多祇園山笠

飾り山写真1
川端商店街の飾り山

九州博多の勇壮な夏祭りとして全国にその名を知られる博多祇園山笠。昭和54年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。

山笠とは山車と神輿の中間の様なもので、木製の台に6本の棒が付いており、重さは1トン弱あります。これを締め込み、水法被姿の男たちが豪快に町中舁き(「かき」と読みます。担いで走ること)廻って病魔を追い払うとされています。

起源は諸説がありますが、1241年に承天寺の開祖・ 聖一国師が施餓鬼棚(せがきだな)に乗って博多市内をまわり、甘露水をまいて疫病退散を祈願 したことが始まりとされ、761年の伝統を誇ります。

飾り山写真2
走る飾り山

この博多祇園山笠で一般にも有名なのは7月15日の「追い山」です。「追い山」は「流れ」ごとに山を曳いて櫛田神社を一周し、タイムを競い合う行事です。

「流れ」とは博多の町を区分したブロックの歴史的名称で、いくつかの町の集合体で構成されていて、 豊臣秀吉の太閤町割が基本となっています。 変遷はありましたが現在のところ、「大黒流」「東流」「中州流」「西流」「千代流」「恵比寿流」「土居流」の七つで固定しています。

上川端通りは、大黒流と土居流とがあり、商店街の店主の中にもたくさんの山のぼせがいます。そして、毎年、祭りの頃になると商店街の入り口近く、翡翠堂のすぐ前に飾り山が建てられます。飾り山とは、男たちが舁く山笠と違い、人形で豪華絢爛に飾りつけられた山笠のことです。祭り期間中は市内各所に展示されています。(7月1日〜15日午前0時)

上川端通りの飾り山は他の飾り山とは違い、『走る山笠』として、追い山ならし、追い山の"櫛田入り"でトリをつとめています。短い距離ですが、飾られた人形や館などが揺れて勇壮で優美です。曳き山の「動」の山笠と優雅な飾り山の「静」の共演が繰り広げられるのです。

山笠が終われば、博多の町は夏本番となります。

 

せいもん払い

福岡市では毎年11月中旬すぎにあちこちの商店街で「せいもん払い」という売出しをします。 「せいもん払い」とは「誓文払い」と書き、博多商人の感謝セールのようなものです。

博多のせいもん払いのはじまりは明治12年にさかのぼります。

明治12年、博多下川端の漬物商の金山堂八尋利兵衛さんが大阪に行った際、たまたま10月20日の大阪の蛭子祭(えびす)で、呉服屋の「誓文払い」を目にしました。

その盛況ぶりに驚いた利兵衛さんは、「これだ!このせいもん払いを博多の多くの商店が共同でやればきっとたくさんの人が町に来てくれる」と思い、帰ってきてすぐにあちこちのお店を説得してまわったそうです。

それでその年、明治12年12月3日福博呉服商28店が参加しはじめての誓文払いが開催されたのが最初です。

上川端商店街でも、毎年、11月の18〜20日前後に行われています。

 

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