現在市販されている拡大読書器や単眼弱視鏡は、用途、使用場所が限定されるため視覚障害者の日常生活に対する有用性、貢献度が高いとは言い難いのですが、
この度、新開発、製品化された、”眼鏡装用型自動合焦点拡大鏡”は大変優れています。
<本機器の特徴>
・実用視力として、遠見視力0.05以上でテレビを見ることが出来、0.07以上で新聞を読むことができる。
・2002年度グッドデザイン賞、受賞
・遠くのものが3.5倍、近くのものが4.7倍に拡大されて見える。
・オートフォーカスなので手元30cm〜無限遠まで、自分で焦点を合わせる必要がない。 又、慣れてくると字が書ける。
・視度調節できるのでメガネを掛ける必要がない。
・シンプル操作・眼の状態に合わせた初期設定後の操作は電源ON/OFFだけ。
・メガネタイプなので両手が自由になる。
・視野角が16.4°と広い。(従来の単眼鏡は7.8°〜12.5°)
・小型軽量、どこへでも携帯可。
・拡大読書器との併用使用ができる。
・子供から大人まで利用可能。
<本機器体験者の声>
1. テレビを4年ぶりに見ることができました。
2. パソコンの画面をはっきり見ることができ、キーボードを打つことが出来ました。
3. 外の景色を見ることができ嬉しかった。
4. 話す人の顔が見られて嬉しい。
5. 銀行のサイン、宅配便の受け取りサインを書けた。
6. きれいな花を見られてうれしかった。
7. 本器のみで文字を見ることは出来ないが、拡大読書器との併用で、文字の倍率を低くし、一度に多くの文字を見ることができた。両手が空いているため拡大読書器の操作も簡単に出来た。
8. 携帯電話モニターの文字を簡単に見ることが出来、操作も簡単にできた。
9. 遠方の看板を見ることが出来た。
10. 新聞とテレビを交互に見ることができた。
このような障害を持つ人達へのライフスタイルを豊かにしてくれるための商品、サービスは今後も増えつづけるでしょう。 |